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総合造園科(1年訓練 入校時期4月 定員30名)
私たちの生活に、庭園を始めとする緑地空間は欠かせないものです。そのため、樹木・石・竹垣等を適切に設置する庭園施工や、適期に剪定等を行う庭園管理の諸技能を身に着けた人材の要請は底堅いものがあります。
本校では、日本庭園を主な対象として、施工や管理の技能を習得できるよう訓練を実施しています。
訓練内容
マツ剪定実習
マツは、日本庭園に欠かすことの出来ない重要な樹木です。
訓練においては、剪定は勿論のこと、マツのみどり摘み、松枯れ防除、掘り取り移植と、他の樹種にも増して、より掘り下げた訓練を行います。
石組据付実習
玉掛技能講習の資格を取得のうえ、三又を使用する石組据付実習の一環として滝石組を制作します。
この訓練は、例年、盛夏に行っているため、造園業に就職する際の自信と体力を養うことに繋がっています。
竹垣作成実習
竹垣(四ツ目垣や建仁寺垣等)の制作に必要な知識と技能の習得ができます。
竹垣は、造園技能検定において実技試験の課題となっており、修了後の技能検定受験においても有効な訓練です。
修了庭園作成実習
訓練の集大成。1年を通じて培った技能をフル活用して、数名単位で1庭を作庭します。
作庭する庭のデザイン設計から始まり、樹木の掘り取り根巻と移植、石組、延べ段、飛び石、竹垣と、施工に係るすべてを行います。 作庭した庭は、数年にわたり後輩訓練生が除草や剪定などの庭園管理実習で使用します。
資格について
取得できる資格等
- 玉掛技能講習修了証
- 刈払機取扱作業者に対する安全衛生教育
- 伐木作業の業務(チェーンソー)特別教育
- 小型車両系建設機械(整地・運搬・積込・掘削)運転特別教育
- フルハーネス型墜落制止用器具特別教育
- 2級造園技能検定受検資格