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総合実務科(1年訓練 入校時期4月 定員10名)
特色
一般就労を目指す知的障害者を対象としたコースです。
本人の特性に合わせ、可能であれば特例子会社への就職を目指しています。
定員10名の少人数制で個性に合わせた指導が受けられます。
訓練概要
働く上で基本となる挨拶や体力づくりを大切にしています。
就職先の業務として想定される清掃作業、事務補助作業、部品組付け・検品などの軽作業の基本を学びます。
また、これらの作業を通して職務に必要なコミュニケーション能力や集中力を身に付けていきます。
さらに、毎日訓練に参加することで規則正しい生活習慣、体調管理や職業規律等を身に付けていきます。
訓練内容
一日の訓練の流れ
時刻 | 訓練内容 |
---|---|
9時00分~10時00分 |
体調管理 |
10時10分~11時00分 |
朝礼 |
11時10分~12時00分 | |
12時00分~13時00分 | 昼休み |
13時00分~14時40分 |
清掃訓練 |
14時50分~16時30分 |
※総合実務科の訓練は、8時間労働に耐えうるために、ほとんどが立ったまま行います。
体育
毎日、1時限目は体育です。
会社へ通勤し、8時間の立ち仕事を行っても疲れない体力を訓練校にいる間に養うためです。姿勢の改善、精神の安定にもつながります。
修了生へのヒアリングでも、在校中の体育はかなり重要で役立っていると言われています。
また、就職先の採用担当者からは、本校の修了生は体力があり、忍耐強いとのお言葉をいただいています。
社会生活、SST
体育終了後の午前中は、コミュニケーション能力の向上のため、人前で発表するスピーチ練習をはじめ、挨拶の練習、班ごとに分かれての清掃訓練でグループをまとめる練習、SST(ソーシャルスキルトレーニング)などを行います。
また、身だしなみを整える一環として、アイロンをかける訓練も実施します。
初めのうちは人前で声を出せない訓練生もいますが、徐々に大きな声が出せるようになり、自分から挨拶ができるようになることが目標です。
サーキット訓練
サーキット訓練というのは、約40ユニットからなる訓練課題を1番目から順番にやっていき、最後まで行ったら、また最初に戻って課題をこなしていく訓練です。サーキットのように同じところを繰り返し周ることから、この名がついています。
製造業を想定した計量作業や組付作業、バックヤード作業、仕分け作業をはじめ、パソコンを使った訓練も実施します。
サーキット訓練の利点は、以下のとおりです。
- 働くために身につけたい報告・連絡・相談等を実作業を通して身につけることができる。
- 様々な作業を経験しておくことで、仕事に就いた際対応しやすい。
- 得意・不得意を理解し、仕事へのミスマッチを防ぐことができる。
- 集中力・根気強さを身につけることができる。
【ピッキング作業】
【タイピング練習】
【レモンの袋詰め】
【清掃訓練】
必要経費
授業料は無料です。ただし、訓練生総合保険(8,550円)、作業服、教科書代などの費用が別に必要です(合計約2万円程度)。
その他、実習に必要な工具類や材料は原則として本校で用意します。
修了生の主な就職先
修了生の過去5年間の就職先は、以下のとおりです。(社名50音順)
- アイシン・ウェル・スマイル(株)
- (株)イナテックサービス
- (株)ジェイアール東海ウェル
- (株)JERAミライフル
- (株)デンソーブラッサム
- トヨタループス(株)
- (株)三菱MMCウィング
- (株)みらいふ(A型作業所)
- わーくはぴねす農園
過去2年間の就職先の内訳 | |
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【令和5年度】 就職者4名(うち修了者0名) |
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特例子会社(正社員) | 9名 |
一般企業 | 0名 |
A型作業所 | 1名 |
その他(未就職・就労移行支援事業所 等) | 0名 |
募集案内等のダウンロード
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総合実務科パンフレット [PDFファイル/2.35MB] | 体験見学会案内チラシ(参考) [PDFファイル/1.22MB] |
※令和7年度の体験見学会は、終了しました。