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ロボットシステム科(1年訓練 入校時期4月 定員30名)
現在、自動車、電気・電子機器、産業機械、医薬品、食品などさまざまな分野で産業用ロボットが必要とされています。
その生産工場では、産業ロボットの他にコンベア、カメラなどが使われており、それらは連携し「自動」で動いています。
ロボットシステム科では、工程を設計し、ロボット・周辺装置・プログラムを組み合わせ、ロボットシステムを構築することのできるロボットシステムインテグレータを育成します。
そのために必要な「ロボット制御」、「電気制御」、「画像処理」、「情報通信」の基本的な知識・技術を1年間で習得します。
訓練内容
ロボット基本操作実習
ロボットの基本動作を習得します。
ティーチングペンダントと呼ばれるコントローラを使用して、ロボットに座標を教え、動作のためのプログラムをします。
ロボット応用操作実習
ビジョンカメラによる画像処理技術と産業用ロボットとの連携について習得します。
また、ベルトコンベアを停止することなく、ロボットがワークを取れるコンベアトラッキングについて習得します。
ネットワーク演習
有線LANやWi-Fi、CC-Linkと呼ばれる産業用ネットワークの通信について習得します。
空気圧制御実習
空気圧制御の基本と直交座標型ロボットの制御ついて習得します。
ロボットシステム設計演習
ロボットとプログラマブルコントローラ、パソコン、ビジョンカメラ、ベルトコンベア、インバータ、タッチパネル等をネットワークで接続し小規模な生産ラインを一から設計する方法ついて習得します。
産業用ロボット特別教育(教示・検査)
産業用ロボットの安全教育及び構造・検査方法について習得します。
測定基本実習
テスターやオシロスコープ等の測定器の基本について習得します。
工作基本実習
基本的な手工具の使い方や配線方法、工作機械の基本操作について習得します。
コンピュータ操作基本実習
プログラミング言語について習得します。
回路図作成基本実習
2D-CADを使用した電気製図について習得します。
回路組立基本実習
電子回路の基本について習得します。
製造設備組立実習
プログラマブルコントローラ及びタッチパネル、インバータの基本について習得します。
製造設備制御実習
リレーシーケンス制御について習得します。
資格
目標資格
- ロボットSI検定3級(任意受験)
- 工事担任者(第二級デジタル通信)(任意受験)
- 産業用ロボット特別教育(教示・検査)修了証 (訓練カリキュラム内で実施)
就職
目指す職業 (ロボットシステムインテグレータで活躍できる人材を目指します)
- ロボットエンジニア
- ロボット保守・点検
- 電気制御技術者
- 電気設計、制御設計、シーケンス回路設計
- 制御盤設計・製作
- ラダープログラマ
- 電気系設備保全
- 電気配線工事