本文
建築総合科(木造建築コース・施工管理コース)
建築総合科(2年訓練 入校時期4月 定員20名)
建築分野における幅広い知識・技能・技術を総合的に習得し、建設会社、工務店、専門工事業の技能工や、建築物の施工管理に係る広範な職種で活躍できる技術者を目指します。
訓練風景・訓練課題
特色
実技を豊富に取り入れたカリキュラムや、企業実習により実践的なスキルを身につけ就職に結びつけます。
就職に有利な各種資格を取得し、建築分野のスペシャリストを目指します。
企業実習、ジョブカードの作成、キャリアコンサルティングの実施等により、就職を強力にサポートします。
自分にピッタリのコース(「木造建築コース」、「施工管理コース」)が選択できます。
本校の在校生・修了生が毎年、若年者ものづくり競技大会に愛知県代表選手として出場し、活躍しています。
1.訓練内容
<1年次>
じっくりと基礎を学び、自分に向いている専門分野を絞り込みます。
<2年次>
木造建築物の実物施工を中心とする「木造建築コース」、または木造建築物の施工管理業務について演習をする「施工管理コース」を選択し、専門的な学びを開始します。
区分 | 教科名 | 時間 | 教科内容 |
---|---|---|---|
学科 |
数学 |
30 | 四則計算、文字式、式の変形、方程式、図形、三角関数 |
体育 | 60 | 体力強化、球技 | |
訓練生指導 | 48 | 入校指導、オリエンテーション、修了指導 | |
就職相談・生活指導等 | 68 | 職業相談、ジョブカード、キャリアコンサルティング等 | |
建築概論 | 20 | 建築概要、建築物の種類、建築史 | |
構造力学概論 | 30 | 力の釣合、荷重と外力、応力、断面の性質 | |
建築構造概論 | 80 | 木造建築、鉄筋コンクリ-ト建築、鉄骨建築 | |
建築計画概論 | 70 | 全体計画、各部の計画、計画の進め方、住宅の計画 | |
建築生産概論 | 30 | 機械、工程管理、資材管理、生産管理、契約事務 | |
建築設備 | 40 | 設備計画、給排水設備、電気設備、空調設備、その他の設備 | |
測量 | 30 | 測量一般、測量機器、敷地測量、図面と計算、工事測量 | |
建築製図 | 120 | 製図用具と用紙、製図通則、建築製図概要、設計製図及びCAD製図 | |
安全衛生 | 56 | 安全衛生管理、安全衛生関係法規、特別教育等 | |
関係法規 | 40 | 建築基準法、建設業法、建築士法 | |
木質構造 | 20 | 荷重と構造計画、木質構造用材料、木質構造の接合部、各部構造 | |
材料 | 40 | 木質系材料、金属系材料、コンクリート系材料、その他材料 | |
規く術 | 45 | さしがねの使用法、勾配、勾こ玄等の名称と長さの計算、 四方転び、棒隅、展開図 |
|
工作法 | 40 | 手工具、電動工具、構造材の墨付け及び切組、 造作材の木ごしらえと取り付け |
|
木造建築施工法 | 40 | 墨付け、仕口と継手、造作(断熱・気密、防腐、防音等の施工法) | |
仕様及び積算 | 30 | 仕様書、積算 | |
学科計 | 937 | ||
実技 | 機械操作基本実習 | 130 | 木材加工機械使用実習、CAD操作、OA機器操作 |
測量基本実習 | 60 | 平板測量、水準測量、トランシット測量、測量図の作成 | |
安全衛生作業法 | 46 | 安全作業法、衛生作業法、特別教育等 | |
器工具使用法 | 200 | 手工具の取扱い、木工機械の取扱い、電動工具の取扱い | |
工作実習 | 450 | 木工機械及び手工具による加工、技能検定2・3級実技課題 | |
木造建築施工実習 | 277 | 木造建築物の施工、詳細図、施工図等作成 | |
総合実習 | 700 | 総合実習、企業実習、企業見学 | |
実技計 | 1863 | ||
総訓練時間 | 2800 |
2.取得目標資格
在校中に取得(無料)
技能士補(建築大工)
フルハーネス型墜落制止器具を用いる業務特別教育修了証
自由研削といしの取替え等特別教育修了証
足場組立て等特別教育修了証
丸のこ等取扱い作業従事者安全衛生教育修了証
在校中にチャレンジ(有料)
建築大工技能士3級・2級
型枠施工技能士3級・2級
配管(建築配管)技能士3級・2級
2級建築施工管理技士補(試験実施年度に満17歳以上)
修了後にチャレンジ(有料)
二級建築士
木造建築士
3.競技大会
若年者ものづくり競技大会(全国大会)
技能五輪愛知県大会
4.活躍が期待される業種
<木造建築コース>
建築大工、内・外装工、型枠大工、タイル・左官工、鉄筋工などの技能労働者(職人さん)
<施工管理コース>
総合建設業、専門工事業の現場管理者(現場監督)・設計事務所の設計監理者(建築士)
5. 特典
実習に必要な機械・工具・材料は、原則として高等技術専門校で用意します。
通校に公共交通機関を利用する場合は、学生割引運賃が適用されます。
在校中に、2級 建築施工管理技術検定(第一次検定のみ)の受験ができます。(詳しくは、一般財団法人建設業振興基金へ問合せください。)
在校中に、技能検定試験(3級建築大工作業等)の受験ができます。(詳しくは、愛知県職業能力開発協会へ問合せください。)
本校修了生(技能照査合格者)は、技能士(建築大工)2級受検に必要な実務経験年数が2年から0年、技能士(建築大工)1級の受検に必要な実務経験年数が7年から2年(2級合格後)・4年(3級合格後)に短縮されます。
本校修了生は、二級建築士及び木造建築士の受験に必要な実務経験年数が、0年(高卒)・1年(中卒)です。 (詳しくは、公益社団法人建築技術普及センターへ問合せください。)
6.経費
- 入校料 5,650円(県立高校と同様の減免制度あり)
- 授業料 年額60,000円(4期分割、県立高校と同様の減免制度あり)
- 教科書等 約25,000円
- 職業訓練生総合保険 約16,000円(2年間保証)
- その他 資格取得に必要な費用や企業実習先までの交通費は自己負担となります。
※金額は変更されることがあります。
7.データ
(1)応募・入校状況
区分 | 定員(名) | 応募者数(名) | 合格者数(名) | 入校者数(名) |
---|---|---|---|---|
令和3年4月入校 | 20名 | 15名 | 13名 | 11名 |
令和4年4月入校 | 20名 | 16名 | 12名 |
9名 |
令和5年4月入校 | 20名 | 3名 | 3名 | 2名 |
(2)修了・就職状況
区分 | 修了者数(名) | 就職者数(名) | 就職率 | 備考 |
---|---|---|---|---|
令和3年3月修了 | 10名 | 10名 | 100.0% | 修了3か月後 |
令和4年3月修了 | 3名 | 3名 | 100.0% | |
令和5年3月修了 | 3名 | 3名 | 100.0% |
※就職率は(就職者+自営者+中途退校就職者)÷(訓練修了者+中途退校就職者)
(3)訓練生の就職先企業と仕事の内容(順不同)
企業名 | 職種 | 企業名 | 職種 |
---|---|---|---|
江間忠ウッドベース株式会社 | 加工オペレータ | 東和鋼業株式会社 | 技能職見習い |
加向建設株式会社 | 型枠大工見習い | トリイ建築 | 大工見習い |
株式会社魚津社寺工務店 | 宮大工見習い | 長楽加藤建築 | 大工見習い |
株式会社共同組 | 鳶職 | 西設備 | 配管工見習い |
株式会社菅沼タイル店 | タイル工 | 福井建築 | 大工見習い |
株式会社太平洋設計事務所 | 建築設計補助 | 守田建築 | 大工見習い |
株式会社戸田工務店 | 大工見習い | 有限会社牧家具製作所 | 家具工見習い |
有限会社権田建工 | 大工見習い | イシハラ株式会社 | 加工オペレータ |
有限会社鈴幸建設 | 大工見習い | 足立工業株式会社 | 施工管理 |
株式会社望月工務店 | 大工見習い | 協新企業株式会社 | 鳶職見習い |
鈴木外装 | 外壁施工 | 野田建設株式会社 | 大工見習い |
水島建設株式会社 | 大工見習い |
末広工業株式会社 (セキスイハイム指定工事店) |
大工見習い |
株式会社豊徳 | 鳶職見習い |
株式会社荻原工務店 (セキスイハイム指定工事店) |
大工見習い |